Home >> ごあいさつ

北陸新幹線 県内開業決定を受けて

 北陸新幹線県内開業が来年3月16日に決定しました。試験走行が始まり、入線セレモニーも開催され、「芦原温泉」「福井」「越前たけふ」「敦賀」のそれぞれの駅を中心としたまちづくりが進んでいくものと思っております。
 新幹線は、交通手段としての利便性を高めることと同時に、観光・ビジネス機会の拡大という視点から、地域経済の活性化に伴って企業収益を上げること、そのことにより雇用環境が良くなり税収が大幅に増えていくことで、その財源で福祉や教育など生活をより良くするための施策の展開が図られ、私たちの生活がより豊かになっていくこと、これが本物の新幹線効果だと思います。
 また、経済効果を最大限引き出すと同時に、昨今の災害リスクの軽減を図る必要性を考えると、国土の複軸化を確立するために敦賀・新大阪間のレールを一刻でも早く繋げることが大事であります。私は福井県議会北陸新幹線整備促進議員連盟の会長にも就任いたしました。県内自治体、各種団体、国、JR、鉄道運輸機構とも連携を図りながら事業の推進に全力を挙げてまいりたいと思います。
 また、食料やエネルギーの安定的な確保は、国が存続していくための生命線でありますが、当たり前に手に入れることができる時代ではなくなってきています。こういった時代に対応し得る国際関係を構築するのと同時に、それらをいかに自国で確保していくのかを国家の至上課題として取り組み、地方においても追及していかなければなりません。
 急速に進む人口減少、少子高齢化の中、集落の存続や文化の継承のため、地域が永久に持続・発展するために何をしなければならないか、自問自答しながらこれからも自分の役割を果たしてまいる決意です。

 福井県議会議員 仲倉典克